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<title>魔術師の錬金術</title> 
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<modified>2010-08-01T00:07:40Z</modified> 
<tagline><![CDATA[螺湮城教本の黄金に関連する記述とヒヒイロカネそして魚人が海底の泥中に蓄積した金を収集して人間が精錬するラインの黄金と錬金術がからむデモンベイン神話の物語。]]></tagline> 
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<title>女司祭アリスン・クルセイド</title> 
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<modified>2009-10-11T20:06:18Z</modified> 
<issued>2009-10-12T05:05:38+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
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<![CDATA[<b>Fate/side story</b><br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
女司祭アリスン・クルセイド<br>
<br>
<br>
　日曜の早朝、カレンに呼ばれて教会に来た。ミサの雑務を手伝えという。<br>
「……衛宮士郎君ですね。先日は失礼しました」とアリスンが言った。<br>
　沈思黙考してから発言するのか、セリフの前に微妙な間を空けるクセがあるようだ。<br>
　漆黒の修道服を身に纏った女司祭アリスン・クルセイド。キリスト教の裏側に位置する組織の聖堂教会から、この冬木教会に派遣されたという新任のシスターさんだ。<br>
　代行者と呼ばれる攻撃力過多の魔術師でもある。<br>
　後任者の登場で、司祭代行だったカレンも助祭に降格のようだ。<br>
「何やら好からぬことを思っているようね、駄犬」とカレンが言った。<br>
「いや、何も」<br>
　以前、本職の司教だったディーロ爺さんが着任していたが、こんな地方都市の一教会に相応しい司祭だろうか？　卓越した戦闘者であるアリスンならば最前線で悪魔退治でもしているのが適材適所だと思うのだが。<br>
　アリスンが俺の視線に気付いた。<br>
「……士郎君、何か失礼なことを考えていません？」<br>
「いや、何も」<br>
「……誤解があるようね。これでも平凡な日常を愛しているのです」<br>
　血塗れの非日常を愛しているような戦士じゃないのか。<br>
　そんな俺の感慨を無視してカレンが工具箱を突き出した。<br>
「故障していたマイクとスピーカーの修理が、あなたの仕事です」<br>
　アリスンもディーロ爺さんと同じく、表側の聖職者として信者に説法するらしい。<br>
　礼拝堂の床が掃き清められている様子から昨日の内に大掃除を済ませたらしい。散らかさないよう注意せねば。<br>
　アリスンがニコニコと笑顔で俺の肩を叩いた。<br>
「……私も少し機械に詳しい方だけど、急ぎなら士郎君が最適だとカレンさんが褒めてたわよ」<br>
「別に褒めていません。適材適所というものです」<br>
　期待に応えるべく魔術を併用して手早く修理した。<br>
「……女の子に頼られたら全力を出す男なのね、士郎君も」<br>
　誰か他の男と比べられたらしい。<br>
「……九郎お兄ちゃんも……九朔君も……」<br>
「アリスン、色ボケも大概になさい」とカレンが言った。<br>
　上司であろうと容赦ない突っ込みだった。]]> 
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<title>ビッグバンモデル</title> 
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<modified>2009-10-10T13:47:22Z</modified> 
<issued>2009-10-10T22:47:10+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>西洋近代儀式魔術</dc:subject>
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<![CDATA[<b>Fate/side story</b><br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
ビッグバンモデル<br>
<br>
<br>
毎度、藤ねえが出席日数が足りない俺と成績が悪い蒔寺の留年ギリギリ３年バカコンビに、ありがたい補習授業である。<br>
　だが藤ねえの補習授業がまた脱線し始めた。昨日のテレビ番組が原因だろう。<br>
「ビッグバンの宇宙創世で、無限小の特異点じゃなくて、直径１７ミリメートル程度の球体を境にして無から有に反転したそうよ？」<br>
　知性の高さをアピールしようとしているが最後の疑問形で台無しだ。<br>
　昨夜、成り行きでライダーがチャンネルの権利を得て、皆で観たテレビ番組の概要を思い出す。<br>
　我々が暮らす地球を含む宇宙全体が、およそ四七〇億光年の拡がりを持ち、それら構成要素の全てが宇宙誕生という原始において、僅か直径１７ミリメートルの球体に収まっていたという学説だ。<br>
　この球体を『ビッグバンモデル』と呼び、正に我々が暮らしている宇宙そのものである。<br>
　ビッグバンモデルが有名な『ビッグバン』と呼ばれる大爆発現象を引き起こしたそうだ。<br>
　夜刀浦で遭遇した大十字紅朔という魔術師の助言で、直径１７ミリメートルの鉄球を投影魔術で物質化する修行を継続していたが、宇宙創世の真似事ということか。<br>
　しかし弟分というより生徒として補習内容に軌道修正すべきだろう。<br>
「藤村先生、授業内容から逸脱してます」<br>
「なによう。同じ物理じゃない」<br>
英語担当の藤ねえだが、教科書から脱線気味なものの数学と物理も授業可能である。教員免許が伊達じゃないということだ。<br>
　そうした小話を間に挿みつつ補習が進む。<br>
　終了のチャイムが鳴り響き、やっと放課後の補習が終わった。<br>
「それじゃ、また明日ね」と、藤ねえが言った。<br>
　数学と物理の教材を抱えて藤ねえが教室から立ち去った。<br>
　蒔寺が机に突っ伏して、死んだように動かなくなった。<br>
　下手に構うと騒々しいので放置しよう。]]> 
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<title>普通のアーミーナイフ</title> 
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<modified>2009-08-27T02:21:34Z</modified> 
<issued>2009-08-20T01:21:59+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
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<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
普通のアーミーナイフ</b><br>
<br>
<br>
　顧客として来店した氷室に見せるため、ショーケースからウェンガー社のナイフを取り出した。普通のアーミーナイフだ。<br>
「【魔法カバラー入門】のダガーに関連する記述で気になったのだが……」と氷室が言った。<br>
　穂群原学園図書室の【魔法カバラー入門】を魔導書として素人魔術を楽しんでいるようだ。<br>
　意識の働きを増幅する器物として両刃の剣である必要があるという内容が記述されている。<br>
　確かに、両刃の剣先だと意識を乗せて魔力（エーテル）を操作するのに便利だ。<br>
「このアーミーナイフのような片刃だと無理なのだろうかと疑問を得たのでな」と氷室が言った。<br>
「いや、片刃でも問題なく使える。指先だけでオーラを伸ばすよりマシだ」<br>
　剣として究極まで理想を追求すればセイバーのノウブル・ファンタズムたるエクスカリバーが必要になるが、勝手に投影魔術で複製すると魔術協会が制定した法律に抵触するし、セイバーも怒りそうだ。<br>
「氷室、『八寸の延金』という刀法を知ってるか？」<br>
「小笠原源信斎の真新陰流に伝わる刀法かね」<br>
「基本的にそれと同じだから、方天画戟のような中華風の矛だろうと片刃の日本刀だろうと問題ない。勿論このアーミーナイフでも大丈夫だ」<br>
「商売上手だな。よし買った」<br>
「毎度あり」<br>
　剣気（エーテル）を切っ先で練り上げる『八寸の延金』だが、この刃の延長として光刃を構築する刀法を窮めて限界を突破した先に、多重次元屈折現象を起こす『燕返し』がある。<br>
　刃の延長たる『八寸の延金』も強化魔術に属している。<br>
　俺も今夜、この魔術を修行しよう。]]> 
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<title>オカルトショップ遠坂屋</title> 
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<modified>2009-08-27T02:20:49Z</modified> 
<issued>2009-08-20T01:19:49+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/908430.html">
<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
オカルトショップ遠坂屋</b><br>
<br>
<br>
　遠坂が創設した遠坂商会の、素人マニアをターゲット層としたオカルトショップ『遠坂屋』でアルバイトすることになった。居酒屋コペンハーゲンの近所だ。駅前パークだと貸し店舗の家賃が高いので新都オフィス街にある。<br>
　日本の銃刀法だとダガーナイフの所持が禁止されているように、魔術協会でも一定以上の威力を持つ魔術の公開を禁止している。<br>
　遠坂やルヴィアが得意とするガンド撃ちだと、小口径の拳銃弾くらいで魔術協会が敷く法律に抵触するという。しかし、人を殺さない程度に威力を落とせば白だというのが、遠坂たちの言い分だ。魔術協会もヒマじゃないから黒に近いグレーゾーン程度なら無視黙認だとか。<br>
　そんな物騒な黒（玄人）魔術師じゃなくて、人畜無害な白（素人）魔術師たるオカルトマニアをターゲット層としているのが遠坂屋だ。<br>
　そういう素人を相手に、水晶玉やタロットカードなどの簡易魔術礼装を売っている、少しばかり節操の無い店である。<br>
　扱っている魔導書も、学研の【魔法カバラー入門】や国書刊行会の【魔術‐理論と実践】など、普通の本屋で売っている物ばかりだ。<br>
　だが書籍コーナーの本棚に、魔導書形態の【螺湮城教本】が収まっていた。<br>
　俺の裡から抜け出して遊んでいたのだが、居心地が良好なのか別荘代わりにしている。<br>
　客が傍に居ないことを確認して、この物騒な魔導書を手に取り、胸中の心象風景に戻した。<br>
　本棚の空いた場所に【魔術‐理論と実践】をもう一冊補充してからレジに戻る。<br>
　ショーケースのナイフを熱心に見詰めている客が居た。仲良し３人組ツッコミ役の氷室だ。<br>
　接客モードで声をかける。<br>
「いらっしゃいませ」<br>
「ああ、店員さん……なんだ衛宮か。素で話してくれ気色が悪い」と氷室が言った。<br>
　顧客の要望とあらば聞き入れねばなるまい。<br>
「このアーミーナイフが欲しいのか？　氷室」<br>
「いや、ちょっと魔術師として疑問がな」<br>
　魔術師として、と来た。<br>
　白（素人）魔術に凝り出したらしい。]]> 
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<title>ダイア包丁</title> 
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<modified>2009-08-18T15:08:34Z</modified> 
<issued>2009-08-19T00:06:12+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/907849.html">
<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
ダイア包丁</b><br>
<br>
<br>
　実験する遠坂を放置すると、最後の詰めを誤って失敗する確率が高いので、何とかして中止させよう。<br>
　遠坂の部屋をノックした。<br>
「遠坂、ちょっといいか？」<br>
「士郎？　どうぞー」<br>
　遠坂の意外に気が抜けた返事を得た。<br>
「おっかしいわねー。どこで間違えたんだろ？」<br>
　ライフル弾の直撃にも耐え得るケブラーヘルメットを被った遠坂が、計算尺とノートと鉛筆で膨大な数式を検算していた。<br>
　パソコンや電卓じゃなくて古くさい計算尺を使うあたりが遠坂らしいが、アインツベルン城のウィンチェスター事件で得た経験知から爆発を前提として実験していたのか。<br>
「何を間違えたって？」<br>
「宝石剣の試作実験にダイア包丁を使ったんだけど、エーテル理論値を大幅に下回っているのよ」<br>
　俺の投影魔術で具現化した劣化複製の宝石剣だと、魔力（エーテル）の操作と並行世界を覗き見るくらいが限界だ。<br>
　ゆえに、遠坂自身がオリジナルと同じ物を作ろうと試行錯誤し続けている。<br>
　机の上に無造作な感じで置いてある、魔術礼装として変化したダイア包丁を観測した。<br>
　天才の遠坂が、俺のような一般人じゃ理解不能な考究に従事していることなら知っているが、剣の属性に近い刃物であるなら俺でも少し解る。<br>
　構成材質に含有する人造ダイアの粉末に天然ダイア以上の魔力が籠められているだけでなく、銀の原子核が異次元の角度でハイスピン状態だ。<br>
　銀に限界値を突破する魔力を籠めれば、軌道転位単原子元素となり、セイバーのエクスカリバーと同様の光刃を発生させることも可能だ。<br>
　魔力コンデンサとして機能するするダイア粉末が、理論値よりもエーテルを蓄積していない原因として、何らかの漏れがあると考えられる。<br>
　ふと、居間でくつろぐイリヤが内包する膨大な魔力が、どこから得たモノなのか直観した。<br>
　直観した矛盾する経験知を許容し、矛盾のまま胸中に沈めて沈黙することにした。<br>
　計算尺でシャカシャカと演算し続ける遠坂に悪いが、衛宮邸で魔法爆発が起こると桜が困る。]]> 
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<title>ダイアが使ってある</title> 
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<modified>2009-08-18T14:45:24Z</modified> 
<issued>2009-08-18T23:45:07+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2010:emiya603.907841</id> 
<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/907841.html">
<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
ダイアが使ってある</b><br>
<br>
<br>
　衛宮邸の食事当番なので遠坂が夕飯を作っていたのだが、急に動きを止めた。もう三分近くフリーズしている。<br>
　横から下手に口出しすると遠坂が怒りそうだが、そろそろ焼いていた肉が焦げ始めそうなので一声かけることにした。<br>
　台所に入ると遠坂が包丁をジッと見つめていた。キレかけてる桜のようだ。俺が怖れをなして早々に立ち去ることを選択しても仕方ないだろう。<br>
　音を立てないように一歩退いたところで遠坂から声がかかった。<br>
「ねえ士郎、この包丁ってダイアが使ってあるのよね？」<br>
「そういう包丁だからな」<br>
　確かに刃の構成材質としてダイアモンド・銀・セラミック・チタン合金ハイブリッドを使用している。<br>
「士郎、悪いけど調理の続き、お願いね」と遠坂が言った。<br>
　豚肉を切り分けていた包丁から血脂を拭い取って自分の部屋に移動した。包丁を持ったままでだ。<br>
　何か天賦の才能による直観（インスピレーション）を得たらしい。<br>
　とりあえず、俺が別の包丁を使って調理を続行し、料理を完成させた。<br>
　皆を呼んで夕食を開始したが、遠坂だけ早々に食事を終えて部屋に戻っていった。<br>
　なにやら魔術の実験を始めたらしい。<br>
　皆が食事を摂り終わり、桜と一緒に後片付けも終えた頃、イリヤがやって来た。<br>
　一瞬、死者が歩いているような猛烈な違和感を得たが、死者の蘇生に並行世界の運営など何らかの魔法が必要だという、得体の知れない経験知が意識の底から浮かび上がると同時にイリヤの存在が世界に馴染んでしまった。<br>
　矛盾を許容して、矛盾のまま胸中に沈めた。<br>
「リンが失敗に懲りず、また魔法の実験を始めたようね」とイリヤが言った。<br>
　魔術じゃなくて魔法の実験か。　魔術協会による学術的な定義だと、科学技術で再現可能な現象を魔術と呼び、不可能な奇跡を再現するなら魔法と呼ぶそうだ。<br>
　しかし、アインツベルン城のように派手な失敗されると困るな。]]> 
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<title>遠坂商会の残業</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/891179.html" />
<modified>2009-07-24T05:32:22Z</modified> 
<issued>2009-07-24T14:32:11+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/891179.html">
<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
遠坂商会の残業</b><br>
<br>
<br>
　遠坂が『遠坂商会』という妖しげな雑貨屋を創めて以来、俺もアルバイトとして雇われることが多い。<br>
　今日も遠坂商会の事務所がある新都の雑居ビルで仕事だった。<br>
「そこ！　ブツブツうるさい！　ヒマなら新商品でも開発なさい！」と遠坂が言った。<br>
「先輩、気にしないで下さい。姉さんが仕事でストレスを溜めてるだけですから」と桜が言った。<br>
　社長命令に従い、新商品の図面を引きながら物思いに耽る。<br>
　遠坂が創業した学生ベンチャー企業の遠坂商会だが表向き、オカルトショップにパワーストーンなど素人マニア向けの魔術雑貨を卸売りしている。<br>
　裏で魔術協会にアゾット剣などの魔術礼装を納品したり、裏側の深い部分で俺やアーチャーを工場代わりに武器系統の魔術礼装を製造させたりしているが、投影魔術による具現化だと見抜かれないよう一流魔術師相手に偽装するのが大変なので、安価な量産品としての贋作（レプリカ）だと真実の一部だけを魔術協会に報告している。<br>
　零細企業なので妹の桜が遠坂社長のよき相談相手であり、また参謀でもある。<br>
　そして桜が経理関係の仕事をしていることも多い。<br>
　小さな会社なので、お金の管理を安心して任せられるのが妹の桜くらいしかいない。<br>
　いきなり他人に『財布』を渡しても、お金をごまかされたり、場合によっちゃ持ち逃げされたりすることもあるものだ。<br>
　桜の能力や働きを十分に評価してあげるとともに、桜によく感謝することが必要だろう。<br>
　小さな会社なので、社長のみならず、社長の妹が非常に大きな役割を担っている。<br>
　桜の協力がなければ事業の成功が、ほとんどありえないと言ってよいだろう。<br>
　小さな会社だから同族経営も悪くないものだ。<br>
　社長の考えや心を理解してくれる身内の存在が非常にありがたいものなのだ。<br>
　小さな会社だから身内以外の『よい人材』を得にくい。<br>
　小さな会社において信用できる人材が身内以外に、なかなか手に入らないのが実情だ。<br>
　大きな会社になれば、たくさんの人を採用でき、よい人材も得られるが、小さな会社だと、よい人材が、あまり入ってこない。<br>
　トップの言葉をよく理解してくれる質の高い従業員が、極めて得にくいのだ。]]> 
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<title>ティファレトのセフィラ</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/882010.html" />
<modified>2009-07-12T06:25:18Z</modified> 
<issued>2009-07-12T15:25:06+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2010:emiya603.882010</id> 
<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/882010.html">
<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
ティファレトのセフィラ</b><br>
<br>
<br>
　ボックス呼吸法として【魔法カバラー入門】に記述されている四拍呼吸だが魔術師‐秋端勉が腹式呼吸を推奨している。<br>
　俺が切嗣から教わった魔力（エーテル）の練り上げ方法の初歩も臍下丹田に照応するイエソドのセフィラに意識を集中する腹式四拍呼吸だ。<br>
　しかし針灸術で壇中のツボとも呼ばれる胸間壇中に照応するティファレトのセフィラに意識を集中させる場合、胸式四拍呼吸が適しているだろう。<br>
　普通のヒトならば一度に一つのことしか考えられないものだ。<br>
　人体を演算装置として使う錬金術師ならば思考分割法で複数の思考を脳内で運用すると遠坂が言っていたが、凡人の俺じゃ不可能な芸当である。<br>
　胸部中央の壇中に意識を集中しながら腹式四拍呼吸を継続するという分割思考など俺でも出来ない。<br>
　俺が出来ないことを蒔寺に押し付けられないのでボックス呼吸法を胸式四拍呼吸に切り換えるよう指示する。<br>
「蒔寺、ボックス呼吸法を胸式四拍呼吸にして、左右の乳首を結んだ線のちょうど真ん中あたりにある壇中のツボに意識を集中しろ」<br>
「うわ衛宮やらしー、乳首だって」と蒔寺が言った。<br>
　胸部の中心線と左右の乳首を結んだ線が交わるところと言いたいだけなのだが、セクハラ扱いされた。<br>
　感情的な抑揚を徹底的に排除した平坦な発音で機械的に説明してみる。<br>
「壇中／任脈第１７穴／心包経募穴／八会穴の気会穴／胸骨前面の正中線上／両乳頭を結ぶ線上／ほぼ第４肋間の高さに位置／ティファレトのセフィラに照応する」<br>
「おわあ！　ごめんよう……ターミネータ？」と蒔寺が言った。<br>
「衛宮……本気で恐怖の殺人機械みたいだから勘弁してやってくれ」と氷室が言った。<br>
「ごめんね衛宮くん、蒔ちゃんの冗談だから怒らないであげて」と三枝が言った。<br>
　感情を抑制していたから怒ってなどいない。<br>
　しかし俺の無表情が仲良し３人組の恐怖を喚起してしまったようである。<br>
　今日の手慰み素人魔術講座をここまでとしよう。]]> 
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<title>ボックス呼吸法</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/879364.html" />
<modified>2009-07-08T14:47:21Z</modified> 
<issued>2009-07-08T23:47:09+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2010:emiya603.879364</id> 
<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/879364.html">
<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
ボックス呼吸法</b><br>
<br>
<br>
「要するに気（魔力）を感覚化する方法と、魔力（エーテル）を操作する技術が、魔術と呼ばれる」<br>
「そんなの知ってるよ、衛宮の話つまんねー」と蒔寺が言った。<br>
　氷室が【魔法カバラー入門】を指先でトントンと叩きながら発言する。<br>
「蒔だけでなく私と由紀香も読破済みだから、話を続けてくれ」<br>
「あの、蒔ちゃんが気功法を魔法に応用、出来ないかなって」と三枝が言った。<br>
　遠坂の講義によると科学技術で再現可能な現象が魔術で、到達不可能なら魔法だそうだが、この場合、専門用語の解説を始めても仕方ないだろう。<br>
　しかし気功法を魔術に応用か……<br>
　仲良し３人組が実践したという気功法だが、中国大陸の仙道思想魔術が源流である。<br>
　西洋の儀式魔術と、東洋の仙道魔術などのように、修行体系の文化的背景が異なるものをゴチャゴチャにすると、その人の気（魔力）や意識状態がメチャクチャになる。<br>
　真アサシンと世間話して知ったことだが、神に対する信仰だけを絶対とするスーフィーなど中東圏の魔術基盤とも相容れないようだ。<br>
　俺が助言しないで放置すると何らかの怪異が発生するだろうな。<br>
「とりあえず【魔法カバラー入門】に記述された通りにボックス呼吸法をやってみてくれ。それを見てから細かいコツを教えるから」<br>
　３人が図書室の椅子に改めて座りなおして姿勢を正した。<br>
　それから【魔法カバラー入門】に記述された通りのボックス呼吸法を実践させる。<br>
　ジョギング気功法を一年以上継続したという言葉に偽り無く、気（魔力）が少しであるものの確実に動いている。<br>
　しかし【超能力仙道入門】に記述された方法で、下腹部の丹田に意識を集中しているようだが奥に子宮があるので熱を持つとよくない。<br>
「意識を軽く丹田にかけ続けるんだが、奥じゃなくて皮膚の部分だ」<br>
　俺の注意で氷室と三枝が素直に気（魔力）の練り上げを変えたのだが、蒔寺が上手くない。<br>
　このままだと気（魔力）の熱でやられてしまう。<br>
　この場合、腹部じゃなくて胸部に意識を集中させるべきだろうか。]]> 
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<title>グレーゾーンの魔術</title> 
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<modified>2009-07-07T06:55:51Z</modified> 
<issued>2009-07-07T15:55:40+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/878227.html">
<![CDATA[<b>Fate/side story<br>
フェイトsidestory螺湮（ライン）<br>
グレーゾーンの魔術</b><br>
<br>
<br>
　蒔寺が【魔法カバラー入門】を開いて俺に話題の矛先を向けた。<br>
「衛宮なら、この〈本〉みたいな秘密結社とか魔術スクールとか知ってそうだって由紀っちが言ってたけど、どうよ？」<br>
「あ、何となくだから本気にしないでね？」と三枝が言った。<br>
「由紀香の言うとおりだが蒔の字だけが本気らしいな」と氷室が言った。<br>
　三枝の場合、霊体化していたアサシンを無自覚に霊視したりと、仙術で見鬼とカテゴライズされる才能の持ち主だ。<br>
　普段から気配を誤魔化している遠坂と違って俺の場合、魔力が素で漏洩しているから看破されかけているらしい。<br>
　素人オカルトマニアがコックリさんなど手慰みの魔術儀式を試すと、そこらの浮遊霊や自縛霊などの低級霊が寄って来て怪異が起こる可能性もある。<br>
　遠坂も別件で忙しいから俺が対処すべきだろう。<br>
　図書室の魔術書なら遠坂がチェック済みだし初歩でしかないグレーゾーンの魔術なら、魔術の隠匿を使命とする魔術協会もヒマじゃないからセーフだ。<br>
　遠坂の言うとおりならば最低でも魔力だけで割れたガラスの修復が可能なレベルで真っ当な魔術流派の入門が許されるという。<br>
　俺も破裂したサッカーボールを変化魔術で復元した。<br>
　【魔法カバラー入門】をざっと読んでみたが、この程度なら教えても構わないだろう。<br>
「この【魔法カバラー入門】に記述されている程度なら俺も試したから少しだけ教えようか」<br>
「マジで？」と蒔寺が言った。<br>
「ええ？　衛宮くんて魔法使いさんだったの？」と三枝が言った。<br>
「微妙に話題がずらされているようだが」と氷室が言った。<br>
　秘密結社とか魔術スクールなどの組織という話題から、単なる技術論に誘導したのだが氷室に気付かれた。<br>
　遠坂が魔術協会に所属しているが、そこまで明かせないのだ。<br>
　少々強引に話を続けよう。]]> 
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<title>ジョギング気功法</title> 
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<modified>2009-07-05T06:25:47Z</modified> 
<issued>2009-07-05T15:25:35+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
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<![CDATA[Fate/side story<br>
フェイト／sidestory／螺湮（ライン）<br>
ジョギング気功法<br>
<br>
<br>
　【超能力気功法奥義】を片手に蒔寺が演説をぶち始めた。<br>
「この〈本〉に記述された通りジョギング気功法を実践して苦節２年！　最近あたしも気の練り上げに成功した！」と蒔寺が言った。<br>
「ちなみに私と由紀香も付き合わされた。普通の気功法を選べば良いのにな」と氷室が言った。<br>
「でも運動が苦手なわたしでも、ゆっくりなら大丈夫だから」と三枝が言った。<br>
　５つの注意を守ってジョギングすれば、それが即、気功法の代わりになると記述されている。<br>
　ゆっくり、静かに、リラックスして、体をゆすりつつ、丹田に軽く意識を集中し続ける、という５つが概略である。<br>
　気の感覚をつけるだけなら一日でもやれる。<br>
　ただし素人だと気のパワーが根本的に不足しているため、ただ感じられるようになるだけの話で、それ以上トレーニングが進まない。<br>
　ちゃんと気をコントロールして練り上げるために気功法を実践し続けて普通で一年くらいかかるし、早い人でも半年くらい必要だ。<br>
　どこの学校でもコックリさんや百物語などのオカルトが生徒間に流行するものだが、この穂群原学園の場合、気功法らしい。<br>
　学校も深い部分だと桜や遠坂などの魔術が秘め隠されているが、気功法なら実に健康的だ。<br>
「蒔の字の場合、意識の集中が散漫ですぐ暴走するから２年もかかる」と氷室が言った。<br>
「だって走り始めたらチンタラやってられないじゃんよー」と蒔寺が言った。<br>
「あ、でも蒔ちゃん去年から、わたしに合わせてゆっくり走ってくれてるよね」と三枝が言った。<br>
　三枝の体力に合わせて毎朝20分間限定のジョギング気功法を２年間継続したそうだ。<br>
　仲良し３人組が楽しんだのだからジョギング気功法も無駄じゃないようだ。]]> 
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<title>ムームー話</title> 
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<modified>2009-07-03T04:54:25Z</modified> 
<issued>2009-07-03T13:54:15+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
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<![CDATA[Fate/side story<br>
フェイト／sidestory／螺湮（ライン）<br>
ムームー話<br>
<br>
<br>
　先ほど教室で吹き散らした罵詈雑言よりも酷いことを親友達に言ってしまったから仲直りするため付いて来てくれと蒔寺から頼まれた。<br>
　蒔寺を勉強させるため氷室と三枝が図書室にいる筈だと言うのだが一人で行けんのか。<br>
「だってよーノリで言いたい放題に言っちゃったからさ」と蒔寺が言った。<br>
「またウォー心あれば敵軍皆殺しみたいな意味不明なことを言いまくったのか蒔寺」<br>
　口が災いの元という見本のような自業自得である。<br>
　図書室の前に氷室と三枝がいた。<br>
「あ、鐘ちゃん蒔ちゃんが戻って来た、衛宮くんも一緒だよ」<br>
「蒔の字、衛宮に泣きついたか、遠坂嬢が泣くな」<br>
「ゲゲ！　衛宮あっち行けよー！」<br>
　無事に仲良し３人組が合流したようだが用済みとなった俺の扱いが少し酷い。<br>
　……引き時か。<br>
「じゃ、失礼するよ。蒔寺、勉強ちゃんとしろよ」<br>
「少し待て衛宮、私と由紀香だけだと、また蒔の字が逃げるから退路を暫らく塞いでいてくれ」と氷室が言った。<br>
「カンズメだとー！　あたしゃ漫画家かー！」と蒔寺が叫んだ。<br>
　まあいい。<br>
　図書室の出入り口に陣取って少し読書でもしてれば十分だろう。<br>
　俺も勉強、バイトに明け暮れて余暇が少ないからリフレッシュに丁度良い。<br>
　休むのも仕事のうちだ。<br>
「蒔ちゃん勉強と関係ない本だよ？」と三枝が言った。<br>
「これでいいのだ！　さっき補習をあたしも受けたばっかだしさー」<br>
「蒔の字が大好きなムームー話か」と氷室が言った。<br>
　【超能力仙道入門】に【超能力気功法奥義】そして【魔法カバラー入門】が蒔寺の手にあった。]]> 
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<title>正義の味方みたいな真似</title> 
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<modified>2009-07-01T11:02:00Z</modified> 
<issued>2009-07-01T20:01:49+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/874085.html">
<![CDATA[Fate/side story<br>
フェイト／sidestory／螺湮（ライン）<br>
正義の味方みたいな真似<br>
<br>
<br>
　蒔寺みたいに学校の成績を犠牲にしてまで部活に励むように、俺も魔術師がらみの事件に係わり過ぎているようだ。<br>
　正義の味方となることを諦めた心算だがクヨクヨと拘るような執着が残っているのだろうか。<br>
　最近の案件としてアーチャーが新都ビルから橋にいた切嗣を発見したという情報があった。<br>
　並行世界に関係する事件だと判断した遠坂がセイバーと組んで調査中だ。<br>
　カレンも協力という名目で動いているようだが邪魔して遊んでいるようにしか見えない。<br>
　俺も協力すべきかとも思ったが、そんな正義の味方みたいな真似をしても桜が悲しむだけだと学んだつもりだ。<br>
　やはり桜の味方として普通の生活を送るため卒業を目的として学校の勉強に専念しようか。<br>
　決意を新たにしながら帰宅するため鞄にノート類を詰め込んでいると蒔寺が何やら絶叫しながら廊下を疾走してきた。<br>
「衛宮～聞いてくれよう！」と蒔寺が言った。<br>
　珍しいことだが部活を放り出してまで俺に相談事があるようだ。<br>
　しかし何故だ？　いつもなら何かあっても氷室や三枝と相談するだろうに。<br>
「鐘だけじゃなく由紀っち～！　お前もか！」と蒔寺が言った。<br>
　そこから切歯扼腕する蒔寺の聞くに堪えない罵詈雑言が始まった。<br>
　かなりバイアスが掛かっていたが客観的に事実の断片を拾ってみた。<br>
　要するに成績がギリギリで卒業が危ない蒔寺を心配した氷室と三枝が部活に参加することを妨害したというのだ。<br>
　この場合、氷室と三枝の方が正しいだろう。<br>
　蒔寺も有り余る体力を部活で使い切らずに歴史以外の勉強にも配分すれば付け焼き刃の学力でも卒業だけなら可能になるだろう。<br>
　まあ俺も人の事を言えないが。]]> 
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<title>バカな三年生</title> 
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<modified>2009-06-30T07:22:36Z</modified> 
<issued>2009-06-30T16:22:22+09:00</issued> 
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<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/873250.html">
<![CDATA[Fate/side story<br>
フェイト／sidestory／螺湮（ライン）<br>
バカな三年生<br>
<br>
　今日も放課後の補習が終わった。<br>
「それじゃ衛宮くんと蒔寺さん明日も補習だからね？」と藤ねえが言った。<br>
　教師という職責に忠実な女教師モードの藤ねえが教材の束を抱えて教室から立ち去った。<br>
「部活行きたい……お勉強……死ぬ～」と蒔寺が言った。<br>
「蒔寺も日本史と世界史だけなら遠坂並みなのにな」<br>
　単純に蒔寺の成績が悪いせいで連日補習だという。<br>
　俺の場合、出席日数が足らないためだが五十歩百歩か。<br>
　組が違う俺と蒔寺が一緒に補習を受けている理由として卒業が危ないバカな三年生の生徒が俺たち二人だけという単純な理由である。<br>
「衛宮～バイト三昧でいつ勉強してんだよ、このバカスパナ」と蒔寺が言った。<br>
「お前が部活と日本史に情熱を燃やしている時間を勉強に充ててるだけだ」<br>
　魔術師がらみの奇妙な事件に対応するため俺の出席日数が足らない理由を表向きアルバイトと称している。<br>
　それに遠坂から魔術講義も受けているので学校の勉強が平均点の維持だけでやっとという現状だ。<br>
　しかし蒔寺も日本史だけならば、うっかりミスで満点を逃すこともある遠坂さえ凌駕するのだから頭が悪い訳じゃないだろうに。<br>
　体育や日本史などの好きな教科の授業以外、寝ているようだ。<br>
「だって好きでもないことに本気出すなんてバカらしいじゃん」<br>
「日本史繋がりで世界史の成績も良好なんだから他教科にも応用出来ないのか？」<br>
「無理ムリ！　あたしバカだぜ～」<br>
　開き直った蒔寺が部活に途中参加すべく立ち上がった。<br>
　弓道部の美綴さえも桜に主将の座を譲ったというのに陸上部の蒔寺の場合、未だ部長の座に君臨し続ける心算らしい。<br>
　そして体力を使い切って勉学が疎かになるわけか。<br>
　俺も凡人なのに魔術師として修行しているから蒔寺と似た状況に陥りやすいから反面教師としよう。]]> 
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<title>第二魔法の真似事</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/872600.html" />
<modified>2009-06-29T07:22:40Z</modified> 
<issued>2009-06-29T16:22:26+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2010:emiya603.872600</id> 
<summary type="text/plain">Fate</summary> 
<dc:subject>クトゥルフ呪文</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://demonbane.necronomicon000.com/archives/872600.html">
<![CDATA[Fate/side story<br>
フェイト／サイドストーリー／螺湮（ライン）<br>
第二魔法の真似事<br>
<br>
<br>
　アイリさんが動いた。<br>
　両足から震脚による轟音が鳴り響き、螺旋状の動きが膝に、腿に、腰に、胴に、背に、肩に、肘に、手に、途切れることなく流れ、指に挟んだスターリングシルバーの刃が３本飛んだ。<br>
　右、左、右、と三連撃により合計９本の銀刃がアヴェンジャーの心臓、頚椎、そして脳幹を体外に吹っ飛ばした。<br>
　魔術に頼らぬ純粋な体術による鋼鉄の徹甲弾に斉しい作用であった。<br>
　少なくとも十年間、足らぬ体術の才能を努力で補い修行し続けたことだろう。<br>
　しかしアンリ・マユとて一柱の神。<br>
　心臓や脳髄を喪失しようとも想念のみで活動可能だ。<br>
　見えぬ目で天の星辰を睨み、聞こえぬ耳を蠢かして地の霊脈に耳を澄ます。<br>
　その足元に時空の穴がポッカリと開きアヴェンジャーが足から、その中に飛び込む。<br>
「あっはっはっは……！」とアヴェンジャーが哄笑した。<br>
　自分自身を神隠しにすることで、この時空間から姿を消したようだ。<br>
「この霊相の歪曲と筋道……私が所属する元々の世界に続いてる……！」とアイリさんが言った。<br>
　アイリさんが持参の荷物を引っ掴み迷い無く穴に飛び込んだ。<br>
　そして穴もろとも、この時空間から姿を消す。<br>
　アヴェンジャーも条件さえ揃えば第二魔法の真似事が可能だ。<br>
　アイリさんも鋭敏な感性で正確に事態を把握し対処したようだ。<br>
　遠坂に頼めばイリヤとアイリさんの世界を覗き観る程度なら可能だろうが最早、俺のような凡人が干渉可能な範疇を凌駕した。<br>
「エミヤシロウ……どうしましょうか？」とセラが言った。<br>
　事態の展開に理解が付いて行かないようだ。<br>
「とにかく俺の義体を組み上げてくれないか」<br>
　こうして奇怪な事件が一つ終わった。]]> 
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