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Fate/side story
フェイト/sidestory/螺湮(ライン)
ムームー話


 先ほど教室で吹き散らした罵詈雑言よりも酷いことを親友達に言ってしまったから仲直りするため付いて来てくれと蒔寺から頼まれた。
 蒔寺を勉強させるため氷室と三枝が図書室にいる筈だと言うのだが一人で行けんのか。
「だってよーノリで言いたい放題に言っちゃったからさ」と蒔寺が言った。
「またウォー心あれば敵軍皆殺しみたいな意味不明なことを言いまくったのか蒔寺」
 口が災いの元という見本のような自業自得である。
 図書室の前に氷室と三枝がいた。
「あ、鐘ちゃん蒔ちゃんが戻って来た、衛宮くんも一緒だよ」
「蒔の字、衛宮に泣きついたか、遠坂嬢が泣くな」
「ゲゲ! 衛宮あっち行けよー!」
 無事に仲良し3人組が合流したようだが用済みとなった俺の扱いが少し酷い。
 ……引き時か。
「じゃ、失礼するよ。蒔寺、勉強ちゃんとしろよ」
「少し待て衛宮、私と由紀香だけだと、また蒔の字が逃げるから退路を暫らく塞いでいてくれ」と氷室が言った。
「カンズメだとー! あたしゃ漫画家かー!」と蒔寺が叫んだ。
 まあいい。
 図書室の出入り口に陣取って少し読書でもしてれば十分だろう。
 俺も勉強、バイトに明け暮れて余暇が少ないからリフレッシュに丁度良い。
 休むのも仕事のうちだ。
「蒔ちゃん勉強と関係ない本だよ?」と三枝が言った。
「これでいいのだ! さっき補習をあたしも受けたばっかだしさー」
「蒔の字が大好きなムームー話か」と氷室が言った。
 【超能力仙道入門】に【超能力気功法奥義】そして【魔法カバラー入門】が蒔寺の手にあった。